山川 世界史小辞典 改訂新版 「会議派社会党」の解説
会議派社会党(かいぎはしゃかいとう)
Congress Socialist Party
インドの社会主義政党。インド国民会議派の党内組織として結成されたのでこう呼ばれる。ガンディーの指導する市民的不服従運動(1930~32年)の敗北に失望したN.デーオ,J.P.ナーラーヤンなどが,1934年に創設した。ネルーなどの左派民族主義者および共産主義者と連携して,農民運動,労働運動などに強い影響力を及ぼし,会議派の外交・経済政策の形成にも力を持った。48年,パテールなど会議派右派が力を強めるなかで会議派を離れ,インド社会党となった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報