伝ゆ(読み)つたゆ

精選版 日本国語大辞典 「伝ゆ」の意味・読み・例文・類語

つた・ゆ【伝】

  1. 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( ハ行下二段活用の「つたふ(伝)」から転じて、室町時代頃から用いられた語。多くの場合、終止形は「つたゆる」の形をとる ) =つたえる(伝)〔天正本節用集(1590)〕
    1. [初出の実例]「中より大福帳を取り出し、八王に相伝ゆる」(出典:歌舞伎・傾城王昭君(1701)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android