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伝奇漫録 でんきまんろく

世界大百科事典 第2版の解説

でんきまんろく【伝奇漫録】

16世紀にベトナムのグエン・ズーNguyen Du(阮璵)によって漢文で書かれた短編小説集。明の瞿佑の《剪灯新話》や唐・宋の伝奇の影響を強く受けた20編の伝奇小説を4巻に収めている。なかでも〈木綿樹伝〉〈西垣奇遇記〉〈陶氏業冤記〉〈昌江妖恠録〉〈傘円祠判事録〉〈夜叉部帥録〉などに《剪灯新話》の〈牡丹灯記〉や〈令狐生冥夢録〉の模倣や影響がみられ,また《章台柳伝》《柳毅伝》《長恨歌伝》などの唐代の小説と関連する伝奇もある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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