伝法寺(読み)でんぽうじ

日本歴史地名大系 「伝法寺」の解説

伝法寺
でんぽうじ

[現在地名]田原町神戸 大池

しお川の南東おお池の東岸に位置する。舜田山と号し、曹洞宗。本尊十一面観世音菩薩。境内一六七一・三坪。寛正二年(一四六一)明堂周賢の開基で、それ以前は保寿山正覚しようがく寺と称したとされるが、寺伝を失って不詳。宝暦―明和(一七五一―七二)頃、鳳仙寂曜が出て「鳳仙寂曜禅師語録」五冊が安永年間(一七七二―八一)に京都の柳枝軒から出版された。この地方では一段の一〇分の一の単位として「一ツ」という単位が用いられたが、文明四年(一四七二)の左衛門太夫寄進状(太平寺蔵)によれば、「伝法寺寄進申田畠之事」として、

<資料は省略されています>

とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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