伸し葺き(読み)ノシブキ

デジタル大辞泉 「伸し葺き」の意味・読み・例文・類語

のし‐ぶき【伸し×葺き】

檜皮ひわだ葺きの一。ひのき生皮を、葺き足を小さくして葺いたもの。
薄板くぎで打ちつけて葺くこと。また、その屋根

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「伸し葺き」の意味・読み・例文・類語

のし‐ぶき【伸葺・舒葺】

  1. 〘 名詞 〙 屋根の葺き方の一つ。縦板葺で、上に板の反りを止めるための関板を打たないもの。
    1. [初出の実例]「関板打ぬ舒葺(ノシブキ)の家にだに居ぬ事にてこそあるに」(出典太平記(14C後)二六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android