伽遣(読み)とぎやろう

精選版 日本国語大辞典 「伽遣」の意味・読み・例文・類語

とぎ‐やろう‥やらう【伽遣】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、停泊中の船に小舟でこぎ寄り、船人などを相手に売春した下級娼婦船上に向かって「とぎやろう、とぎやろう」と呼びかけたところからいう。舟惣嫁(ふなそうか)。舟饅頭(ふなまんじゅう)
    1. [初出の実例]「汐風に袖ひるがへす伽やらふ〈一朝〉 烟はそらにすい付たばこ〈正友〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む