精選版 日本国語大辞典 「船人」の意味・読み・例文・類語 ふな‐びと【船人・舟人】 〘 名詞 〙① 船頭。ふなこ。ふなかた。かこ。[初出の実例]「夕づく夜影たちよりあひあまの川こぐ布奈妣等(フナビト)を見るがともしさ」(出典:万葉集(8C後)一五・三六五八)② 船に乗り合わせている人。船客。[初出の実例]「ふなびともみな、こたかりてののしる」(出典:土左日記(935頃)承平五年二月一六日) ふな‐うど【船人】 〘 名詞 〙 「ふなびと(船人)」の変化した語。[初出の実例]「舟人 フナヒト フナウト」(出典:色葉字類抄(1177‐81))「近比越後より上る舩人(フナフト)、此浦を過けるに」(出典:太平記(14C後)一一) せん‐ど【船人・船頭】 〘 名詞 〙 ( 「せんどう」の変化した語 ) =せんどう(船頭)[初出の実例]「二男は叔父の方を忍び出て船人(センド)に身をうらんとて出てけるを」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「船人」の読み・字形・画数・意味 【船人】せんじん 舟人。〔後漢書、方術下、徐登伝〕嘗(かつ)て水に臨みて度(わた)ることを求むるに、人之れに和せず。(趙)炳、乃ち張蓋して其の中に坐し、長嘯(ちやうせう)して風を呼び、れを亂(わた)りて濟(わた)る。是(ここ)に於て百姓す。從ふ歸するが如し。字通「船」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報