日本歴史地名大系 「但馬保」の解説 但馬保たじまほ 愛知県:知多郡但馬保伊勢神宮領、のち尾張国国衙領。知多半島の東南端、美浜(みはま)町河和(こうわ)、南知多(みなみちた)町大井(おおい)を含む地域に比定されるが詳細は不明。但馬の地名は「和名抄」に「但馬郷」とみえ、当保名もその遺称であろう。建久三年(一一九二)八月二所太神宮神領注進状写(神宮文庫蔵)尾張国の条に<資料は省略されています>とあるのを初見とする。すなわち、文治元年(一一八五)勅願により寄せられた新封戸の封戸代を便補するものとして成立した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by