くらい‐まけくらゐ‥【位負】
- 〘 名詞 〙
- ① 実力以上の地位にあるためにかえって苦しむこと。
- [初出の実例]「一体大関や横綱になった当時は、兎角位負(クラヰマケ)がして詰らぬ負を取るものである」(出典:相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉現代人気力士評判記其の一)
- ② 相手の地位や品位の高さに圧倒されて、十分に実力が発揮できないこと。
- [初出の実例]「太兵衛も太兵衛の妻も、八重の叮寧なのに却って位負けしてしまって返す言葉も落着かなかった」(出典:助左衛門四代記(1963)〈有吉佐和子〉五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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