すみのえ‐の【住吉の・墨江の・墨吉の】
- 枕
- ① ( 歌枕として有名な「すみのえの松」といいかけて ) 松と同音の「待つ」にかかる。
- [初出の実例]「ひさしくもなりにける哉すみのえのまつはくるしき物にぞありける〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋五・七七八)
- ② ( 地名の「すみのえの岸」といいかけて ) 岸と同音の「きし」にかかる。
- [初出の実例]「住吉(すみのえ)のきしもせさらん物ゆゑにねたくや人に松といはれむ」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)神楽哥・五八七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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