すめ【住】 ば 都(みやこ)
- どんなさびしい田舎や不便な所でも、住み慣れれば住みよくなって、離れにくいものだということ。転じて、物質的わびしさも慣れれば、精神的楽しさになるということ。
- [初出の実例]「野の末山のおくにも住ば都、すまされば都も旅なり」(出典:慶長見聞集(1614)二)
- 「譬に申す住めば都、一生襤褸(つづれ)を身に纏(まと)ひ其日を送る暮しでも、やっぱり居馴れた宿の方が、結句ましでござりますれば」(出典:歌舞伎・早苗鳥伊達聞書(実録先代萩)(1876)二幕)
すま【住】 ば 都(みやこ)
- 住むなら都がよいということ。
- [初出の実例]「住まば都よ、捨てば都、あぢきなの身や」(出典:歌謡・隆達節歌謡(1593‐1611))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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