住み侘びる(読み)スミワビル

デジタル大辞泉 「住み侘びる」の意味・読み・例文・類語

すみ‐わ・びる【住み×侘びる】

[動バ上一][文]すみわ・ぶ[バ上二]生きて暮らしていくことをつらく思う。住みにくく思う。
「口を聞く相手もない冷たい下宿に、一日一日を―・びて」〈三重吉小鳥の巣〉

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精選版 日本国語大辞典 「住み侘びる」の意味・読み・例文・類語

すみ‐わ・びる【住侘】

  1. 〘 自動詞 バ上一 〙
    [ 文語形 ]すみわ・ぶ 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 世の中に生きて暮らしていくことを苦しく思う。生きていくことに思い悩む。住んで思い悩む。住みづらく思う。
    1. [初出の実例]「やよやまて山郭公(やまほととぎす)ことづてんわれ世中にすみわびぬとよ〈三国町〉」(出典古今和歌集(905‐914)夏・一五二)
    2. 「それもいとみぐるしきにすみわび給て山里にうつろひなんとおぼしたりしを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)

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