三国町(読み)みくにちよう

日本歴史地名大系 「三国町」の解説

三国町
みくにちよう

面積:四五・〇一平方キロ

坂井郡の西部に位置し、西北は海に面し、南は福井市、東は芦原あわら町・坂井町に接する。東西七・五キロ、南北一一キロで、北方の加越台地と南方の平野部に二分され、平野部はさらに九頭竜くずりゆう川西部の砂丘地帯と東部の低湿な沖積平野に分れる。江戸時代には悪水に苦しんだ竹田たけだ川・兵庫ひようご川周辺の低湿地も今日は豊かな水田となり、三里浜さんりばまから吹込む砂に悩まされた山岸やまぎし黒目くろめ地域も砂防林の育成により、辣韮西瓜などの畑作地帯となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三国町」の解説

三国町 みくにの-まち

?-? 平安時代前期,仁明(にんみょう)天皇更衣
皇子貞登(さだの-のぼる)を生む。「三代実録」によれば,過失があって後宮をしりぞき,登も一時出家していたという。「古今和歌集」に1首はいっている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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