佐々生村(読み)さそうむら

日本歴史地名大系 「佐々生村」の解説

佐々生村
さそうむら

[現在地名]朝日町佐々生

岩永いわなが村の南に位置し、東は三床みとこ山、南はすえの谷(現宮崎村)。村内を和田わだ川が流れる。村名は当地に鎮座する式内社佐々牟志ささむし神社にちなむという。享禄元年(一五二八)一一月二八日付の寺社請状(劔神社文書)つるぎ大明神(現織田町)に納める米方として「八斗、佐々生灯明、由宇殿ヨリ八斗六升之定」とあり、永禄五年(一五六二)一二月一四日付の景連外三奉行沙汰状(同文書)には「佐々布村」と記される。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図には「佐之生村」高一三二六・〇八三石とあり、正保郷帳によると田方一千七五石余・畠方二五〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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