佐与村(読み)さよむら

日本歴史地名大系 「佐与村」の解説

佐与村
さよむら

[現在地名]頴田町佐与

庄内しようない川流域に位置し、北は口原くちのはら村、東は元吉もとよし(現庄内町)、西は鯰田なまずた(現飯塚市)、南は有井ありい(現庄内町)。庄内川の谷に所在する庄内河内一三ヵ村の最北の村で(続風土記)、元禄国絵図に当村のうちとして小久保こくぼが記される。観応二年(一三五一)一〇月五日の足利直冬下文(二階堂文書/南北朝遺文(九州編)三)によれば、「筑前国佐江村宇都宮常陸前司跡(冬綱跡)地頭職薩摩の二階堂行雄(法名行存)に宛行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android