佐伯好郎(読み)サエキ ヨシロウ

20世紀日本人名事典 「佐伯好郎」の解説

佐伯 好郎
サエキ ヨシロウ

明治〜昭和期の歴史学者



生年
明治4年8月1日(1871年)

没年
昭和40(1965)年6月26日

出生地
広島県

学歴〔年〕
東京専門学校司法科〔明治23年〕卒

学位〔年〕
文学博士(東京帝大)〔昭和16年〕,名誉文学博士(早大)〔昭和37年〕

経歴
卒業後文学科で1年学び、英国人から英語、古典語の個人教授を受け、カナダ留学、明治29年帰国、東京専門学校講師となった。40〜41年中国、さらに欧州遊学。また東京高師、東京工高、明大などで教え、昭和6年東京帝大東洋文化研究所所員となった。また教会活動、廃娼運動にも活躍、昭和22年郷里二十市町町長に推された。著書に「景教の研究」「The Nestorian Documents and Relics in China」「支那基督教の研究」(全3巻)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐伯好郎」の解説

佐伯好郎 さえき-よしろう

1871-1965 明治-昭和時代の歴史学者。
明治4年8月1日生まれ。アメリカ,カナダに留学後,母校の東京専門学校(現早大),東京高師,明大などでおしえる。昭和6年東方文化学院(現東大東洋文化研究所)研究員。戦後,郷里広島県廿日市町の町長となった。昭和40年6月26日死去。93歳。著作に「景教の研究」「支那基督(キリスト)教の研究」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android