佐坪村(読み)さつぼむら

日本歴史地名大系 「佐坪村」の解説

佐坪村
さつぼむら

[現在地名]長南町佐坪

水沼みずぬま村の東に位置し、一宮いちのみや川支流の埴生はぶ川が流れる。大多喜おおたき往還が通る。いちつぼつぼうち古御所ふるごしよ鍛冶谷かじやつ鑪鞴谷たたらやつ永沼ながぬまむつみ口呂くちろ熊野ゆやなどの地名がある。中世は佐坪郷とみえる。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高五三四石。正保国絵図では高五三七石。明和七年(一七七〇)の書上帳(鈴木家文書)によれば、寛文一二年(一六七二)検地改により高八七四石余、田五六町四反余のうち上田一六町三反余・中田一三町九反余・下田二八町一反余、畑屋敷五一町九反余のうち上畑一三町五反余・中畑九町余・下畑二四町八反余・下々畑二町一反余・屋敷二町四反余。山永三貫二七一文・野永一七五文が課せられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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