佐武林蔵(読み)サタケ リンゾウ

20世紀日本人名事典 「佐武林蔵」の解説

佐武 林蔵
サタケ リンゾウ

大正・昭和期の実業家,教育者 教育美術振興理事長



生年
明治19(1886)年10月15日

没年
昭和43(1968)年3月11日

出生地
鳥取県日野郡日南町

学歴〔年〕
東京高等師範学校本科英語科〔明治44年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲四等瑞宝章〔昭和41年〕

経歴
中学の教師をつとめ、この間図画教育の振興に目覚める。当時使用されていた絵の具類がすべて外国製であったことから国産化のための事業を興す。大正10年日本クレヨン商会(のち桜クレヨン商会と改称)を創立。14年退社し、美術研究社を設立。昭和8年閉鎖。10年教育美術社を設立。12年同社を改組し、教育美術振興会を設立し、常務理事に就任。27年退任。同年財団法人教育美術振興会を設立し、理事長となる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐武林蔵」の解説

佐武林蔵 さたけ-りんぞう

1886-1968 大正-昭和時代の実業家,教育者。
明治19年10月15日生まれ。大正10年日本クレヨン商会を創立,サクラクレヨンの名で製造販売をはじめる。昭和10年「教育美術」を創刊,12年教育美術振興会を組織。のち理事長となり,児童画展などを企画した。昭和43年3月11日死去。81歳。鳥取県出身。東京高師卒。旧姓山形

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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