佐江衆一(読み)さえ しゅういち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐江衆一」の解説

佐江衆一 さえ-しゅういち

1934- 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和9年1月19日生まれ。「文芸首都同人となり,昭和36年「繭」で注目される。「闇の向うへ跳ぶ者は」「横浜ストリートライフ」など社会的なテーマを追う作品を発表。平成2年「北の海明け」で新田次郎文学賞。7年「黄落(こうらく)」でBunkamura ドゥ マゴ文学賞。8年「江戸職人綺譚」で中山義秀文学賞。東京出身。文化学院卒。本名は柿沼利招(としあき)。作品はほかに「遥か戦火を離れて」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android