黄落(読み)コウラク

デジタル大辞泉 「黄落」の意味・読み・例文・類語

こう‐らく〔クワウ‐〕【黄落】

[名](スル)木の葉や果実黄色に色づいて落ちること。「黄落期」 秋》「―の夜目にもしるき一樹かな/古郷」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黄落」の意味・読み・例文・類語

こう‐らく クヮウ‥【黄落】

〘名〙 木の葉または果実が黄色になって落ちること。《季・秋》
菅家文草(900頃)五・感金吾相公、冬日嵯峨院即事之什「林間馬欲黄落、月下人応翠微
家郷の霧(1956)〈飯田蛇笏〉昭和二七年「黄落のまひるかそけき鳶の舞ひ」 〔礼記月令

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「黄落」の読み・字形・画数・意味

【黄落】こう(くわう)らく

黄ばみ落ちる。漢・武帝秋風の辞〕秋風つて、白雲飛ぶ ばみちて、鴈南に歸(おもむ)く に秀でたるり、(かんば)しきり 佳人を懷(おも)うて、る能はず

字通「黄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル大辞泉プラス 「黄落」の解説

黄落

佐江衆一による小説。老親介護の壮絶な実態を描く。1995年刊行。第5回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android