佐波山峠(読み)さばやまとうげ

日本歴史地名大系 「佐波山峠」の解説

佐波山峠
さばやまとうげ

小鯖おさば村の東南を限る佐波山(鯖山)は、吉敷よしき郡・佐波さば郡の郡境でもあり、その峠は、山陽道から山口・萩方面に向かう街道の要衝にあたった。天文一九年(一五五〇)九月二八日、この地を越えた東福とうふく(現京都市東山区)大機だいき院の僧梅霖守竜は「周防下向日記」に「出富田赴山口、鯖山之過書戸倉出之、酉刻着山口」とある。

天正年間(一五七三―九二)にはこの峠に関所が設けられ、弘治三年(一五五七)に毛利氏の兵が大内義長を山口に攻めた折には、佐波山を経て鳴滝なるたきに軍を進めている(温故私記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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