佐藤錦

デジタル大辞泉プラス 「佐藤錦」の解説

佐藤錦

山形県、山梨県南アルプス市、秋田県湯沢市などで生産されるサクランボ。中生。果実は7グラム程度で、短いハート型。甘み酸味のバランスがよく日持ちもよい。贈答用にも人気。山形県東根市の篤農家、佐藤栄助氏が「ナポレオン」と「黄玉」を交配し育成したサクランボの代表的な品種で、同県で生産されるサクランボの約7割を占める。1914年に命名。育成者の佐藤氏の名前と、「砂糖のように甘い」意をかけあわせた名称

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の佐藤錦の言及

【サクランボ(桜坊)】より

…主産地は山形県で,日本のオウトウ栽培面積の60%以上を占めている。主要品種には日ノ出,ジャブレー,佐藤錦,高砂,ナポレオン(イラスト)などがある。自家不和合性ならびに他家不和合性があるので,結実確保のため交配和合性品種を受粉樹として混植する必要がある。…

※「佐藤錦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android