佐藤 松子(読み)サトウ マツコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「佐藤 松子」の解説

佐藤 松子
サトウ マツコ


職業
民謡歌手

肩書
日本民謡協会名誉教授

本名
大島 マサ

生年月日
明治42年 1月24日

出生地
栃木県

学歴
尋常小中退

経歴
歌好きの父親が旗揚げした芸能一座の看板歌手として、幼少から小唄長唄端唄清元を習う。のち座長となり、全国を巡業しながら各地で地元の民謡を学び、歌い込み、独特な松子節をつくり上げた。23歳の時、浪曲師と結婚。一座解散後は、東京・渋谷の円山町を流した。昭和28年「磯節」で初のレコーディングを行い、以後約400曲のレコードを発売。代表曲は「山中節」など。民謡集も刊行するなど、日本民謡の普及、振興にも努めた。

受賞
藍綬褒章〔昭和53年〕,勲五等宝冠章〔昭和60年〕 民謡功労賞,松尾芸能賞民族音楽特別賞〔昭和59年〕,伝統文化ポーラ特賞(第7回)〔昭和62年〕

没年月日
平成10年 2月24日 (1998年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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