佐野繁次郎(読み)サノ シゲジロウ

20世紀日本人名事典 「佐野繁次郎」の解説

佐野 繁次郎
サノ シゲジロウ

昭和期の洋画家



生年
明治33(1900)年1月13日

没年
昭和62(1987)年12月2日

出生地
大阪府大阪市船場

学歴〔年〕
アカデミー・ジュリアン(パリ)修了

主な受賞名〔年〕
二科展樗牛賞〔昭和6年〕

経歴
信濃橋洋画研究所に学び、二科展に出品して昭和6年樗牛賞を受賞。のちパリのアカデミー・ジュリアンに留学し、アンリ・マチスに師事戦後、22年二科会の創立に参加、会員となる。代表作に「母と子」など。また、横光利一小説寝園」「雅歌」「家族会議」などの挿絵を描いたことでも知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐野繁次郎」の解説

佐野繁次郎 さの-しげじろう

1900-1987 昭和時代の洋画家。
明治33年1月13日生まれ。信濃橋洋画研究所で小出楢重(ならしげ)にまなぶ。昭和4年二科展に初入選,6年樗牛(ちょぎゅう)賞。13年フランスにわたり,マティスに師事。22年二紀会会員。洗練された色彩,斬新な構図が注目された。挿絵には横光利一作の「寝園」「雅歌」などがある。昭和62年12月2日死去。87歳。大阪出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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