体する(読み)タイスル

デジタル大辞泉 「体する」の意味・読み・例文・類語

たい・する【体する】

[動サ変][文]たい・す[サ変]命令や教えなどを心にとどめて守るようにする。「遺訓を―・する」「首脳部の意を―・して交渉にあたる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「体する」の意味・読み・例文・類語

たい‐・する【体】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]たい・す 〘 他動詞 サ行変 〙 あることを心にとどめてそれを守るようにふるまう。のっとって実行する。ていする。
    1. [初出の実例]「諸仏体を図せず、以表を体せず、説法を図せず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏性)
    2. 「衆庶此意を体せよ」(出典:江戸を東京と改称し給へる詔‐明治元年(1868)七月一七日)
    3. 「真を体(タイ)せる人の講義なり」(出典三四郎(1908)〈夏目漱石〉三)

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