何処の馬の骨(読み)ドコノウマノホネ

デジタル大辞泉 「何処の馬の骨」の意味・読み・例文・類語

何処どこうまほね

身元の確かでない者をののしっていう言葉。「何処の馬の骨か知れない奴」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何処の馬の骨」の意味・読み・例文・類語

どこ【何処】 の=馬(うま)[=牛(うし)]の骨(ほね)

  1. 素姓の知れない者をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「其次の玉むし色の羽織は牛涎(にかわ)屋を、どこの牛の骨やらしらいで人のかぶる衣つき」(出典浮世草子世間胸算用(1692)三)
    2. 「どこの牛(ウシ)の骨(ホネ)だか馬(ウマ)の骨(ホネ)だか知れもしねえ奴」(出典:歌舞伎・船打込橋間白浪(鋳掛松)(1866)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android