鋳掛松(読み)イカケマツ

関連語 シマ フジ

精選版 日本国語大辞典 「鋳掛松」の意味・読み・例文・類語

いかけまつ【鋳掛松】

  1. 歌舞伎世話物。三幕。河竹黙阿彌作。本名題船打込橋間白浪(ふねへうちこむはしまのしらなみ)」。慶応二年(一八六六江戸守田座初演。初演名題「富治三升扇曾我(ふじとみますすえひろそが)」。別名題「幸後月松影(さいわいのちのつきにまつかげ)」。鋳掛け屋松五郎が、花水橋(両国橋)の上から金持ちの豪遊を見て、しがない生活がつまらなくなり悪の道に走る筋立て。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「鋳掛松」の解説

鋳掛松
(通称)
いかけまつ

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
船打込橋間白浪 など
初演
慶応2.2(江戸・守田座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鋳掛松の言及

【船打込橋間白浪】より

…3幕。通称《鋳掛松(いかけまつ)》。河竹黙阿弥作。…

※「鋳掛松」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む