余子(読み)よし

精選版 日本国語大辞典 「余子」の意味・読み・例文・類語

よ‐し【余子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 嫡子以外の子。次子以下の子。〔春秋左伝‐宣公二年〕
  3. その人以外の人。ほかの人。
    1. [初出の実例]「釈尊の正法眼蔵無上菩提は、ただ摩訶迦葉に正伝せしなり、余子に正伝せず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏教)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐禰衡伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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