余見の宝篋印塔(読み)よみのほうきよういんとう

日本歴史地名大系 「余見の宝篋印塔」の解説

余見の宝篋印塔
よみのほうきよういんとう

[現在地名]大井町上大井

吾妻あづま山の裾、小字余見にある。二十数基の五輪塔に囲まれ、古くより「頼朝の墓」「頼朝さん」とよばれ、あがめられてきた。銘文に「大勧進 僧覚一 大中臣金光 一結衆五十人 大工 藤原清光 大念仏□安□ 嘉元二年大才甲辰十二月廿日」(県史二)とある。かつては源頼朝の墓、頼朝の娘大姫の墓、源頼家の子一幡丸の墓などといわれてきたが、最近の研究では嘉元三年(一三〇五)四月に暗殺された鎌倉幕府連署の北条時村の墓とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む