余見の宝篋印塔(読み)よみのほうきよういんとう

日本歴史地名大系 「余見の宝篋印塔」の解説

余見の宝篋印塔
よみのほうきよういんとう

[現在地名]大井町上大井

吾妻あづま山の裾、小字余見にある。二十数基の五輪塔に囲まれ、古くより「頼朝の墓」「頼朝さん」とよばれ、あがめられてきた。銘文に「大勧進 僧覚一 大中臣金光 一結衆五十人 大工 藤原清光 大念仏□安□ 嘉元二年大才甲辰十二月廿日」(県史二)とある。かつては源頼朝の墓、頼朝の娘大姫の墓、源頼家の子一幡丸の墓などといわれてきたが、最近の研究では嘉元三年(一三〇五)四月に暗殺された鎌倉幕府連署の北条時村の墓とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む