日本歴史地名大系 「足柄上郡」の解説
足柄上郡
あしがらかみぐん
神奈川県の西部に位置し、東は
東部の大磯丘陵西端から裾野にかけて中井町・大井町、北部の丹沢山塊南西部に松田町・山北町、中央部の
〔原始・古代〕
山北町から南足柄市にかけての丘陵地には縄文早期から古墳前期までの遺跡が散在するが、出土品は少なく、大井町には祭祀遺構を伴う縄文中期・後期の
「続日本紀」霊亀元年(七一五)三月二五日条に「相模国足上郡人丈部造智積・君子尺麻呂並表閭里、終身勿事、旌孝行也」とあり、「和名抄」郡郷にも「足上郡」とあるが、同書国郡は「足上足辛乃加美」と訓じている。「和名抄」に記す郡内の郷には
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報