上大井村(読み)かみおおいむら

日本歴史地名大系 「上大井村」の解説

上大井村
かみおおいむら

[現在地名]大井町上大井

東境をきく川が流れ、西は西大井にしおおい村、南は下大井村(現小田原市)、北は金子かねこ村と接し、村内を南北に小田原道が通る。酒匂さかわ堰が北西より南流する。「吾妻鏡」文治四年(一一八八)六月四日条に京都延勝えんしよう寺領としてみえる大井庄の一部。小田原衆所領役帳には「太井」を冠する地名がみえる(→大井庄。天正四年(一五七六)四月二八日の「大井郷番匠勘解由」宛の北条家裁許朱印状(県史三)によれば、勘解由の訴えによって、当領主斎藤氏に対して先例に反して取立てた百姓家数年貢の弁済と馬の返却を命じている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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