骨壺(読み)コツツボ

デジタル大辞泉 「骨壺」の意味・読み・例文・類語

こつ‐つぼ【骨×壺】

火葬にした骨を納める壺。こつがめ。

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精選版 日本国語大辞典 「骨壺」の意味・読み・例文・類語

こつ‐つぼ【骨壺】

  1. 〘 名詞 〙 火葬にした人骨を入れるつぼ。こつがめ。
    1. [初出の実例]「骨壺(コツツボ)を箱に入れ」(出典:死(1898)〈国木田独歩〉五)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「骨壺」の意味・わかりやすい解説

骨壺
こつつぼ
urn

火葬骨を収蔵する壺。金属,陶磁,石,ガラス木製などがある。ヨーロッパにおいては骨壺に人面装飾を施したものや家の形をしたものもあった。仏教文化圏では火葬の習慣があったので骨壺が使用され,日本でも6世紀末頃より各種の骨壺が使われていた。

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世界大百科事典(旧版)内の骨壺の言及

【納骨】より

…その初期においては特定の霊場に納めたのではなく,なにかゆかりのある山に納めたもので,最古の納骨器は京都市西京区大枝塚原町山林から出た慶雲2年(705)の墓誌銅版を伴う青銅製蓋付桶型蔵骨器である。このような蔵骨器,骨壺は奈良時代のものが多数発見されており,青銅製のほかに陶製,銀製,ガラス製,石製,木製などがある。これらはとくに霊場に納めたものでないが,霊場としては《類聚雑例》に,921年(延喜21)中納言源当時の遺骨を粉にして一器に入れ,東山住僧蓮舟法師の私寺屋に安置した,とあるのが古い。…

※「骨壺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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