作瀬村(読み)さくのせむら

日本歴史地名大系 「作瀬村」の解説

作瀬村
さくのせむら

[現在地名]一関市川辺かわべ山目町やまのめまち三丁目

北上川と磐井いわい川の合流点の北西側にあり、北・南・西は中里なかざと村、東の北上川対岸は舞草もうくさ村。今泉いまいずみ街道がほぼ東西に通る。近世初頭までは中里村の端郷であったが、寛永検地後一村扱いとなったという(安永風土記)。柵瀬とも記される。正保郷帳に村名がみえ、田一五貫八四〇文・畑九貫六九六文、ほかに新田二貫五〇一文があり、水損と注記される。「安永風土記」では田二〇貫二五七文・畑九貫三八三文で一円蔵入地。人頭四二、家数四五(うち借屋三)、男一三一・女一一三、馬三二。(商渡世用)・御(御石運送用)、大刈子舟三・刈子舟一一・小舟一(作場通用および洪水用心舟)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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