作畑村(読み)さくはたむら

日本歴史地名大系 「作畑村」の解説

作畑村
さくはたむら

[現在地名]神崎町作畑

大畑おおはた村の北、越知おち川上流域に位置する。多可たか郡に属する。「神崎郡誌」によると、近世初期には福畑ふくはたとよばれ、のち新田しんでんと分れて作畑となったというが、慶長国絵図には作畑とみえる。領主の変遷は大山下おおやましも村と同じ。寛永三年(一六二六)多可郡新検高(松井家文書)では高一六二石余。正保郷帳では田方四六石余・畑方一一九石余、「雑木林有・小物成有・柴草山有」と注記される。村高は江戸時代を通じてほぼ変わらない。年貢生野奥いくのおく御蔵(現生野町)に納められた(嘉永五年「御用留」生野書院蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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