作草部村(読み)さくさべむら

日本歴史地名大系 「作草部村」の解説

作草部村
さくさべむら

[現在地名]稲毛区作草部一―二丁目・作草部町・千草台ちぐさだい一―二丁目・天台てんだい一―三丁目、中央ちゆうおう椿森つばきもり一―六丁目・祐光ゆうこう一―三丁目・東千葉ひがしちば一丁目・同三丁目

萩台はぎだい村の南東に位置する。享和期(一八〇一―〇四)建立道標があり、右長沼ながぬま村、左園生そのう小中台こなかだい村と刻む。地名は古代福草部の居住地であったことに由来するとし、「和名抄」に記す千葉郡三枝さいくさ郷の遺称地とされる。中世は千葉庄内で、同庄池田いけだ郷の北、よし川上流域の舌状台地縁辺に位置する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報