作開村(読み)さつかいむら

日本歴史地名大系 「作開村」の解説

作開村
さつかいむら

[現在地名]寿都すつつ郡黒松内町字南作開みなみさつかい・字岱下たいした・字観音岱かんのんたい・字北作開きたさつかい・字金ヶ沢かねがさわ

明治初年(同二年八月―同六年の間)より大正四年(一九一五)まで存続した村。熱郛ねつぷ村の北にあり、西部を朱太しゆぶと川が北流する。明治四年(一八七一)奥州斗南藩の士卒二八戸・一三五人が移住して開墾に従事したという(状況報文)。同六年の「後志国地誌提要」に作開村とみえ、戸数四六・人口二一六、寄留戸数一〇・人口三一。同九年の大小区画沿革表ではサクカイの訓が付される。同一二年の「共武政表」に戸数三四・人口一四一、馬六一、日本形船舶一一、物産は鯡・鰊・鯑・炭・木材とある。同二四年調の「徴発物件一覧表」では戸数六〇・人口三四一、倉庫二、厩六、学校一、艀漁小廻船一一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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