佶屈(読み)きっくつ

精選版 日本国語大辞典 「佶屈」の意味・読み・例文・類語

きっ‐くつ【佶屈・詰屈】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「佶」「詰」ともに詰まる意 )
  2. 詰まり、かがまっていること。ぎくしゃくしていること。
    1. [初出の実例]「奉公しては俸祿とってきっくつせう為ぞ」(出典:玉塵抄(1563)三六)
    2. 「大学学生の制服さへ著けて拮屈としてゐた」(出典:食後の唄(1919)〈木下杢太郎〉序〈北原白秋〉)
  3. 文章文字がむずかしく、理解しにくいこと。
    1. [初出の実例]「その本匀の詩がきっくつにして」(出典:玉塵抄(1563)二三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「佶屈」の読み・字形・画数・意味

【佶屈】きつくつ

かたくるしい。文章がなめらかでなくよみづらい。唐・韓〔進学解〕を作爲し、~上は姚(えうじ)(唐虞)の渾渾として涯無き、誥殷盤の佶屈(がうが)なる、春秋嚴なる~に規(のっと)る。

字通「佶」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む