普及版 字通 「佶」の読み・字形・画数・意味
佶
8画
[字訓] いかめしい・ただしい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は吉(きつ)。吉声の字に乞・兀(こつ)などと同じく強健の意をもつものがある。〔説文〕八上に「正なり」とし、〔詩、小雅、六月〕「に佶(ととの)ひ且つ閑(なら)ふ」の句を引く。〔箋〕に「壯の貌なり」とみえ、馬の勇む意。吉はものを器中に詰めて窮屈な状態、佶はいかがわしくて、なじみがたいようなさまをいう。
[訓義]
1. いかめしい、いさましい、すこやかなさま。
2. ただしい。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕佶 ツヨシ・タダス・ココ・タダシ 〔字鏡集〕佶 タダシ・タダス・マサシ・ツヨシ・ココ
[熟語]
佶屈▶・佶倔▶・佶栗▶・佶烈▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報