渾渾(読み)コンコン

デジタル大辞泉 「渾渾」の意味・読み・例文・類語

こん‐こん【××渾/混混】

[ト・タル][文][形動タリ]
水がさかんに流れるさま。また、尽きることなくわくさま。「―とわき出る清水
物事の尽きないさま。特に、弁舌などがとどこおりなくさわやかなさま。
名論卓説、―として尽きず」〈独歩牛肉馬鈴薯
(「渾々沌々とんとん」の形で)物の入りまじってはっきりしないさま。「―沌々たる世界」
[類語]どうどうざあざあしょぼしょぼしとしとぽつぽつがばがばごぼごぼじゃあじゃあざぶざぶどくどくだらだら淙淙そうそう滔滔とうとう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 淙淙 項目

普及版 字通 「渾渾」の読み・字形・画数・意味

【渾渾】こんこん

重厚。〔法言、問神〕夏(ぐか)の書は渾渾爾たり。の書は爾(かうかうじ)たり。の書は爾(がくがくじ)たり。より下る(秦)は、其の書乎(せうこ)(酷烈)たり。

字通「渾」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む