渾渾(読み)コンコン

デジタル大辞泉 「渾渾」の意味・読み・例文・類語

こん‐こん【××渾/混混】

[ト・タル][文][形動タリ]
水がさかんに流れるさま。また、尽きることなくわくさま。「―とわき出る清水
物事の尽きないさま。特に、弁舌などがとどこおりなくさわやかなさま。
名論卓説、―として尽きず」〈独歩牛肉馬鈴薯
(「渾々沌々とんとん」の形で)物の入りまじってはっきりしないさま。「―沌々たる世界」
[類語]どうどうざあざあしょぼしょぼしとしとぽつぽつがばがばごぼごぼじゃあじゃあざぶざぶどくどくだらだら淙淙そうそう滔滔とうとう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「渾渾」の読み・字形・画数・意味

【渾渾】こんこん

重厚。〔法言、問神〕夏(ぐか)の書は渾渾爾たり。の書は爾(かうかうじ)たり。の書は爾(がくがくじ)たり。より下る(秦)は、其の書乎(せうこ)(酷烈)たり。

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