便毒(読み)ベンドク

デジタル大辞泉 「便毒」の意味・読み・例文・類語

べん‐どく【便毒】

横根よこね2のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「便毒」の意味・読み・例文・類語

べん‐どく【便毒】

  1. 〘 名詞 〙 股のつけ根、すなわち鼠蹊リンパ節に生じる炎症性の腫れ物外傷梅毒軟性下疳淋病、第四性病などが原因となるが、多くは梅毒によるものをいう。横痃(おうげん)横根(よこね)。〔病名彙解(1686)〕 〔瘡瘍全書‐巻五・左右便毒〕

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世界大百科事典(旧版)内の便毒の言及

【よこね】より

…性病に感染したために鼠径部(そけいぶ)リンパ節がはれることをいう。便毒,横痃(おうげん)ともいう。無痛性のよこねは梅毒によるもので,感染3週以降外陰部の硬性下疳に引き続いて発生する。…

※「便毒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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