俗語詩断片集(読み)ゾクゴシダンペンシュウ

デジタル大辞泉 「俗語詩断片集」の意味・読み・例文・類語

ぞくごしだんぺんしゅう〔ゾクゴシダンペンシフ〕【俗語詩断片集】

原題、〈ラテンRerum vulgarium fragmenta》ルネサンス期のイタリア詩人ペトラルカ叙情詩集カンツォニエーレ」(1374年)の正題。タイトルラテン語だが、収録された作品はイタリア俗語で書かれている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の俗語詩断片集の言及

【カンツォニエーレ】より

ペトラルカのイタリア語詩集。題名の《カンツォニエーレ(抒情詩集)》は後世の呼び方で,正式には《俗語詩断片集Rerum vulgarium fragmenta》という。詩集の制作に着手したのが1342年,以後,増補と推敲を重ね74年死の間際に完成した第9稿が決定稿とされる。…

※「俗語詩断片集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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