デジタル大辞泉 「保因者」の意味・読み・例文・類語 ほいん‐しゃ【保因者】 遺伝病の原因となる遺伝子をもっているが、発症していない人。また、ウイルスなどに感染していても症状が現れていない無症候性キャリアのこと。[補説]遺伝病の保因者は、一対いっつい(2本)の染色体の一方に病気の原因となる遺伝子をもつ。常染色体潜性遺伝の場合、正常な染色体が1本あれば発症せず保因者となる。X連鎖潜性遺伝の場合、病気の原因となるX染色体(X')を1本だけもつ女性(XX')は発症せず保因者となるが、男性(X'Y)は正常なX染色体がないため必ず発症する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例