日本歴史地名大系 「保美濃山村」の解説 保美濃山村ほみのやまむら 群馬県:多野郡鬼石町保美濃山村[現在地名]鬼石町保美濃山雨降(あめふり)山(一〇一二・五メートル)の東、北は緑野(みどの)郡三波川(さんばがわ)村、東は譲原(ゆずりはら)村、西は坂原(さかはら)村、南は神流(かんな)川を隔てて武蔵国児玉(こだま)郡と接する。十石(じつこく)街道が北部を東西に走る。甘楽(かんら)郡に属し、保美野山とも記した。近世はおおむね幕府領。寛文郷帳には元禄郷帳では当村の枝村となる犬目(いぬめ)村・諸松(もろまつ)村とともに記され、三ヵ村の高合計三〇五石余はすべて畑方。漆年貢を納め、安永八年(一七七九)の正漆上納諸入用帳(山田文書)では二貫六八九匁を上納し、甘楽郡一六ヵ村で最も多い。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by