保義可汗(読み)ほぎかがん(英語表記)Bao-yi Ke-han; Pao-i K`o-han

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保義可汗」の意味・わかりやすい解説

保義可汗
ほぎかがん
Bao-yi Ke-han; Pao-i K`o-han

[生]?
[没]821
ウイグル国第8代のカガン (在位 808~821) 。第7代懐信可汗 (かいしんかがん) の宰相であったが,その死後これを継いでカガンとなった。保義とはそのときに唐より与えられた称号マニ教の熱心な信者として知られる。モンゴル北部,オルホン川上流のハラ・バルガスンにこのカガンの紀功碑が残っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android