出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
平安前期に編纂された日本最初の勅撰の儀式書。3巻。821年(弘仁12)右大臣藤原冬嗣(ふゆつぐ)らによって撰上された。833年(天長10)右大臣清原夏野らによって補訂が行われ,その後も割注など加筆された部分がある。上・中・下巻からなり,年中・臨時の行事を含むが,もとは現在より行事数が多かったと推定される。「新訂増補故実叢書」「神道大系」「群書類従」所収。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…空海と相許した詩友で,〈白雲の人,天辺の吏,何れの日か念(おも)うことなからん〉という詩(《性霊集》一)を贈られ,自分も帰休間遊の際に,〈言を寄す陵藪の客,大隠は朝市に隠るるものを〉(《経国集》十)と詠んで贈った。延暦以来の23人の詩を集め《凌雲集(りよううんしゆう)》を撰して序を書き(814),儀典行事の新式を定め《内裏式》を撰して序を作った(821)。民衆の凶作に苦しむのを見て貯穀を上表し(823),九州の旅路に続命院を建てて旅人の困苦を救おうとして解状(げじよう)をさし出した(天長年間)。…
…平安初期の宮中儀式書。《本朝法家文書目録》には〈内裏儀式一巻〉〈内裏式三巻〉とあるが,現在は両書とも残欠本しかない。その目録と現行本および逸文を総合してみると,《内裏儀式》を基に補正したものが《内裏式》かと思われるが,後世両書を混同している例も少なくない。…
※「内裏式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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