信太村(読み)しだむら

日本歴史地名大系 「信太村」の解説

信太村
しだむら

[現在地名]美浦村信太

大谷おおや村の南、高橋たかはし川の支流に囲まれ、霞ヶ浦入江に突出した台地にある。「和名抄」記載の信太郷の遺称地で、もとは信太郡郡衙があったといわれるが、郡衙はのちに君山きみやま(現江戸崎町)に移った。郡大領として物部志太連大成の名前が伝えられる(正倉院宝物)中世信太庄に属し、庄の惣政所が置かれたと推定される。江戸時代は旗本領で、元禄郷帳の村高は一千一一六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android