日本歴史地名大系 「信太郷」の解説
信太郷
しのだごう
「和名抄」は「臣多」と訓ずるが、「万葉集」巻九に
当郷は
信太郷
しのだごう
- 大阪府:和泉市
- 信太郷
古代の和泉郡信太郷(和名抄)の系譜を引く中世郷。国衙領。郷域は古代のそれをほぼ継承すると考えられる。
古代の信太郷を本貫とした氏族に信太首氏がいたが(和泉国和泉郡の→信太郷)、その末裔と考えられる信太氏が国衙官人として、また鎌倉御家人として引続いて居住、活躍していた。長和三年(一〇一四)一〇月一八日の宗岡光成解状案(河野家所蔵文書)は光成が
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報