信末村(読み)のぶすえむら

日本歴史地名大系 「信末村」の解説

信末村
のぶすえむら

[現在地名]城端町信末

山田やまだ川左岸、城端町の北端に位置し、東は山田川を隔てて北野きたの村、南は是安これやす村、西は大窪新おおくぼしん村、北は利波河とのご村・徳成とくなり村・梅井新うめいしん(現福光町)。村の開祖藤井五左衛門一直は永禄年間(一五五八―七〇)来住し、のち城端へ移り、その子孫が豪商松前屋だという(藤井為助碑陰記)。また元和三年(一六一七)在房ありふさ(現福光町)で新田開発を計画した仁右衛門は当村の人(城端町史)。同五年の家高新帳では上組本江に属し、役屋数四。正保郷帳では高六五一石余、田方四二町四反余・畑方一町、新田高四六石余(付箋では四九石余)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高七二九石、免五ツ、小物成は山役一〇三匁(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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