水神社(読み)すいじんじや

日本歴史地名大系 「水神社」の解説

水神社
すいじんじや

[現在地名]磐田市大原

今之浦いまのうら川西岸、中大原なかおおわらにある。祭神は弥都波能売神、相殿に弁天神社を祀る。旧郷社。慶長六年(一六〇一)水神領として高三石を与えられた(「水神記」上大原文書)。元和年間(一六一五―二四)に弁天神社を合祀。今之浦川洪水により倒壊し、宝永五年(一七〇八)旗本跡部氏によって社殿が再建された(「静岡県神社志」など)。当社の西に隣接して松岡萬(天保九年―明治二四年)を祀る池主霊いけぬしれい社がある。松岡萬は旧幕臣で明治維新後徳川家の駿府移住に従い、明治二年(一八六九)静岡藩庁の開墾方頭・水利路程掛となった。


水神社
すいじんしや

[現在地名]角館町白岩 堂野口

しも堰の水口の守護神として祀られたと思われる。当社には神酒を供えて礼拝した後、各戸を練り回る盆の簓の行事がある。簓は常陸地方のもので、佐竹家の移封によって伝えられたといわれる。


水神社
すいじんしや

[現在地名]取手市小堀

常円じようえん寺西鎮座。祭神水波女命。寛文八年(一六六八)六月創立。「利根川図志」の「小堀河岸」の項に「水神を産神とす。例祭六月廿日、夜に入りて神輿を船にて利根川に浮べ(中略)船には幕を張り鉾を立て」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水神社」の意味・わかりやすい解説

水神社
すいじんじゃ

秋田県大仙市にある神社。観音堂とも称する。神体は千手観音の線刻のある白銅製の八稜鏡国宝直径約 14cm,厚さは約 7mm。十一面千手観音立像 (40臂) が中央の蓮台の上に立ち,左に功徳天,右に婆蘇仙,および観音八部衆などが刻まれる。背面文様仏師の名が刻まれ,平安時代の作例と考えられる。この鏡は,延宝5 (1677) 年野中村の三采女谷地 (みうねめやち) の新田開墾の際に出土したものと伝えられ,神社はそのおりに当時の佐竹藩主義処の命によって創建されたという。また一時期,米沢山普門寺とも称したともいい,石灯籠にその名残りをとどめている。

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事典・日本の観光資源 「水神社」の解説

水神社

(埼玉県戸田市)
荒川をめぐる旅100選指定の観光名所。

水神社

(兵庫県神戸市灘区)
灘百選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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