ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「信条学」の意味・わかりやすい解説 信条学しんじょうがくSymbolik キリスト教神学の一部門。教会の信仰個条または信仰告白の歴史的,比較的研究をいう。神学は啓示の真理を前提とするから,その命題的表現とされる信条の明確化は基礎的操作であり,本来教義学または組織神学の実証部門に属していた。 17~18世紀諸教会の信条を解説,比較する学問として,おもにプロテスタント神学内部で独立。ルター派教会と改革派教会との教義論争につれて護教的性格を強くしたが,現在ではエキュメニズム (世界教会主義) の立場から信条の歴史的研究を主とし,諸教会間に交流の道を見出そうとしている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by